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小学校 調理実習 ~ご飯とみそしる~

一年で一番寒い時期となりました。1月31日(火)の5・6時間目、5年3組の調理実習を取材してまいりました。
献立は、ご飯とみそ汁。7つの班に分かれて、みんなで協力しながら作ります。

上手にできるかな?

そんな笑いあり涙ありの調理実習の様子をご紹介いたします。

まずは、家庭科の淺野先生がご飯とみそしるの作り方について、丁寧に説明してくださいました。

「ご飯係」「みそ汁係」「(みそ汁に入れる)野菜を切る係」を決め、係の子どもたちはもちろん、それ以外の子どもたちも先生の説明を真剣に聞いていました。

さあ、作業に取りかかります!

ご飯係は、浸漬した米が入った鍋を強火にかけます。
みそ汁係は、頭とはらわたを取った煮干しで出汁をとります。
野菜を切る係は、みそ汁の実となる大根、ねぎ、油揚げをそれぞれいちょう切り、小口切り、短冊切りに切っていきます。

鍋からご飯を炊く大変さに、思わず「炊飯器ってすごいなぁ…」とつぶやくご飯係。
出汁をとった煮干しを残さないよう必死に穴杓子で回収するみそ汁係。
硬い大根をいちょう切りにするのに四苦八苦する野菜係。

係以外の子どもたちも、一緒に野菜を切ったり、ご飯の火加減を見たりと、班で協力して作っていて、チームワークの良さを感じました。

ご飯とみそ汁が出来上がった班から試食です。お茶碗と汁椀、お箸を準備し、ご飯をよそってみそ汁も入れて「いただきます!」。

自分たちで、一から作ったご飯とみそ汁を前に、目を輝かせて食べる子どもたち。ふりかけをかけなくても、おかずがなくても食が進み、鍋のご飯がみる間になくなっていきます。みそ汁も、「大根がいっぱい!」と言いながらおかわりをして鍋が空っぽに。
試食中の子どもたちに「おいしい?」と聞くと、「はい、おいしいです!」と満面の笑みで答えてくれました。

試食が終わったら、片付けです。
お茶碗と汁椀、お箸のほかにご飯とみそ汁を作った鍋もあります。ご飯粒のついた鍋を水に浸けている間に、お茶碗などを洗っていきます。すすぐ水が冷たくて、手が真っ赤になっている子も!
洗う係、拭く係、と決めてスムーズに片付けている班もありました。残念ながら欠席者もいたため、中には3人しかいない班もありましたが、チームワークで乗り切っていたのが印象的でした。

最後に、この調理実習をご指導してくださいました家庭科の淺野先生、様子を見に来てくださった先生方に感謝いたします。
子どもたちにとって、ご飯とみそ汁を一から作ったこの調理実習が、かけがえのない経験となることを願っています。