11月17日(火)の6時間目。澄み渡った青空のもと、下級生と保護者が見守る中で、6年生による鼓笛隊の演奏が披露されました。練習期間が短かったにもかかわらず、一糸乱れずに演奏する6年生の姿を取材してまいりました。
今年度は新型コロナウイルスの影響により運動会が中止となり、鼓笛隊もなくなってしまいました。しかし、1人の児童が発起人となって先生方や6年生の子供達の賛同を集め、鼓笛隊の演奏が実現することになりました。ここまでの道のりは、決して平たんなものではありませんでしたが、何度も検討や話し合いを重ね、練習を重ねて、発表することが出来ました。
なお、今年は、密を避ける為、6年生だけの演奏になりました。5年生は、楽しみを来年にとっておくことに。4年生も、来年度の為に見学しました。
先頭は、指揮杖を持った4人がリズムを取りました。1人が大きな指揮杖を。その後ろに小さい指揮杖を持った3人が先導しました。
曲は、WANIMAの『やってみよう』、『ピクニック(イギリス民謡)』をカバーしたCMソングです。もう1曲は、『上を向いて歩こう』です。
コロナ禍の中、頑張るみんなを元気づけるメッセージが込められています。
太鼓隊は、肩にかける鉄琴、スネアドラム、大きなバスドラムは重そうでしたが、頑張って演奏していました。シンバルの音も、広い校庭に鳴り響きました。マーチングキーボードを初めて見た下級生は、キーボードの下に付いているジャイアントスピーカーが印象的だったようです。
リコーダーの児童達は、隊列を組みながらの演奏が見事でした。発表曲の合格をもらう為に一生懸命練習し、休み時間や放課後も試験を受けたとのこと。また、動きながら吹くのは息が苦しく、隊列を崩さずに演奏することが難しかったそうです。そんな練習の成果が、余すところなく発揮されていました。
最後尾には、フラッグ隊が7人。中心に黄色い旗。その左右に、赤い旗で華を添えていました。一つ一つの動作を間違うことなく、きびきびとした動作で、旗を回す演技は立派でした。
隊列は、様々な形を作り、最後には、日出の太陽の形になりました。
明日への希望を明るく照らす、太陽のような演奏は迫力満点でした。一生懸命練習してきた6年生にとって、素晴らしい思い出になったことでしょう。
指導して下さった先生方、6年生の皆さん、心に残る鼓笛隊発表、ありがとうございました。
【指揮者・実行委員の皆さん】
ところで、低学年棟を見てみると…
3年生が屋上から見学していました。自分達の2年後、3年後の姿を想像しながら、憧れの眼差しでこの鼓笛隊を見ていたのでしょうか。今から、楽しみですね。