今年度は3年ぶりに幼小中高全学あげての日出祭が、10月1日(学芸会)および2日(展示会)の2日間にわたり開催されました。
時間指定や来場ルールを厳しく定めていただき、感染対策が徹底された状況下での活気ある日出祭を取材してきました。
【 1日目:学芸会 】
《 校長先生のおはなし 》
「3年生までの皆さんは、初めての学芸会。元気に歌って演奏している姿を先生やお父さんお母さんも楽しみにしていますよ。」とお話がありました。
《 はじめの言葉 》
はじめの言葉は、1年生です。
「一生懸命練習をしてきました。みんなで合唱や合奏を頑張ります!」
《 1年生 》
合奏:きらきら星変奏曲
初めての日出祭。たくさんのお客様と、お兄さんお姉さんの前で緊張した表情の子どもたち。メロディオンを披露しました。
きらきら星変奏曲は、リズムが変わったり転調したりと表情豊かな曲。
4月からスタートした小学校生活のドキドキワクワク、ときには不安や寂しくなったりするけれど、先生やお友達と楽しく元気に過ごす様子がメロディオンの音から聞こえてきました。
合唱:にじ
CMやドラマでも使われているこの曲は、たくさんの子どもたちに親しまれている「にじ」という絵本から生まれました。
「きっと明日はいい天気!」振付をつけて元気に歌いました。
嫌なことがあって気持ちが沈んでいても、雲がなくなって明るい空にかかる虹が見えたら、気持ちも晴れるし、楽しく過ごせるね。
明るい曲なのにどこか励まされているような、とっても前向きになれる歌です。
2、3年生も一緒に振付を真似て聴いてくれていました。
《 2年生 》
合奏:ドレミの歌
昨年の音楽祭では扱わなかった、大太鼓や小太鼓、鉄琴、木琴などの打楽器も使っての演奏を聴かせてくれました。テンポも早く、音域も広いため、鍵盤ハーモニカでの指使いも難しかったのではないでしょうか。
夏休み中も、各々が毎日コツコツ練習を重ねた結果が実ったドレミの歌だった様に思います。舞台上には、自信たっぷりの笑顔が並んでいました。
合唱:歌えバンバン
誰しも一度は歌ったことのある曲、『歌えバンバン』が2年生の合唱曲。子どもたちが左右に体を揺らしながら歌う姿に合わせて、自然と保護者の方々も体が動いていました。
サビの部分は1・2組と3・4組の輪唱になっていて、聴き応えがありました。織間先生の指揮との息もぴったり!溌剌として元気な歌声がアリーナに響き渡り、最後は拳を突き上げて「オーレ!!」。力強く成長する2年生そのものを見させてもらえました。
幕が降りるまで拍手を送り続けてくださった織間先生の後ろ姿にも感動しました。
《 3年生 》
合奏:小さな世界でジッパディドゥーダ
合奏のための楽器がたくさん並べられ、子ども達は素早く配置につきます。今日まで休み時間も練習を頑張ってきたので、きっと自信を持って挑めたことでしょう。
『小さな世界でジッパディドゥーダ』では、最初の部分を英語で歌いました。そして続く合奏では、後打ちやリズムが難しく、大人でも根を上げてしまいそうな複雑さ…..。それでも富樫先生の指揮の元、身体全体でリズムをとり、生き生きしたテンポで演奏出来ました。
合唱:今日から明日へ
列を変え、まず初めての宿泊学習での体験を発表しました。
一番伝えたいメッセージをわかりやすく挙げてくれたことでメリハリのあるステージに。
「みとめあい、たすけあい、チャレンジできる3年生」
たった1日でしたが大きく成長したようです。
『今日から明日へ』は、仲里幸広さんが作詞作曲された合唱曲。
まず、マスクをつけているし座って歌っている子もいるというのに、その声量が大きいことに驚きました。
歌詞には「肌の違いや言葉の違いも」「元気出して笑い飛ばして手を叩いて歌おう」というところがあり、海外で起こっている悲しいニュースや、感染症の不安がある今現在、こうして学校に通うことができ、仲間と歌うことができることがとても尊いことなのだと気づく子もいたのではないでしょうか。
歌い終えた後、子ども達の表情は明るく、私達も元気をもらえたステージとなりました。
《 おわりの言葉 》
おわりの言葉は、3年生です。
「これで学芸会第一部を終わります。」
舞台上から、みんなで元気に力強く。来年からは高学年の仲間入りです!
【 2日目:展示会 】
1日目の学芸会の余韻に浸りながら、2日目の展示会は、学年毎に決められた時間に、親子で展示を見て回りました。。
各学年、夏休みの課題(自由研究、絵日記)や、教科(書写、図工、英語など)の作品の展示がありました。
自由研究は、低学年とは思えないほど完成度の高い研究、作品ばかり。来年の参考にしたい作品も多くあったのではないでしょうか。
夏の楽しい思い出を、クレヨン、色鉛筆、絵の具や折り紙などを使って描いた絵日記。ビーズや毛糸、モールなどを使っている作品もありました。表現の豊かさに感心です。
また、それぞれの教科の作品も所狭しと、たくさん展示してくださっていました。
どの子も、展示された自分の作品を、お友達やご家族に自慢げに説明、解説している姿が印象的でした。国語や算数は、テストの点数や宿題の出来などで、おおよその習得度を把握することができますが、専科の授業の様子は、普段保護者にはなかなか届いてきません。これらの作品を通して、子どもの成長を知ることができ、大変嬉しく思います。
《 1年生 》
《 2年生 》
《 3年生 》
低学年の子どもたちにとって、またその保護者にとって、初めての全学あげての日出祭でした。緊張した表情、自信に溢れた表情、達成感に満ちた表情。どの瞬間も、子どもたちを見守る私たちに感動を与えてくれました。
彼らの成長の裏にある先生方のご指導に、心より感謝申し上げます。