まだまだ寒さが厳しく感じられる2月1日、4年生の社会の授業を取材してまいりました。本年度より日出学園小学校に来られた三橋先生とともに、4年生が学習している社会の内容をご紹介いたします。
今回の授業内容は、「千葉県の特色ある町の観光パンフレットを作ろう」です。実際の館山市の観光パンフレットを参考に、観光客を呼ぶためのパンフレットづくりの工夫をみんなで考えていました。まずは、各自タブレットで館山市の観光パンフレットを見て、工夫されていると感じた点を発表します。
「写真がたくさん使われている」
「キャッチコピーがつけられている」
「施設の地図が載せられている」
「文字の大きさやフォントが工夫されている」
「写真の上に文字が書かれている」
子どもたちからさまざまな意見が出されます。普段、何気なく手に取るパンフレットですが、よく見てみると随所に工夫がちりばめられているのですね!これを見て「そうだ、今週末、館山に行こう!」となるような、見ていてワクワクするような、そんなパンフレットです。
いよいよ各自が千葉の3つの町から選択し、観光パンフレットを作成する時間になりました。3つの町とは、香取市・佐倉市・勝浦市。子どもたちにとってはあまりなじみがないせいか、「市川市がいい」「浦安市は?」という声もちらほら…。そこで先生がそれぞれの町の特徴を簡単に紹介してくれました。
次に、この3つの町の場所を調べます。みんな一斉に地図帳を開き、われ先にと探し始めます。「勝浦市は海のめぐみ…ということは海に近いところだ!」「香取市あった!佐倉市も」見つけたら地図帳に印をつけます。3つの町の位置がわかったところで、どの町の観光パンフレットを作るか決めることに。子どもたちはタブレットで、選んだ町の色を回答します。結果、一番多かったのは赤(香取市)。祭りに興味を持った子が多かったのかもしれませんね。ちなみに、館山の観光パンフレットでも祭りが紹介されていました。
さて、観光パンフレットを作る町が決まったら、実際にどんなふうに作ればいいのか、先生からルールについて説明がありました。
説明を聞いて、各自タブレットで調べ始めます。皆の「やるぞ!」という気合が感じられました。しばらくしてチャイムが鳴り、授業はここで終了。面白い発言をする子もいて、終始和気あいあいとした雰囲気で進められていました。3つの町の観光パンフレット。それぞれどんなパンフレットが出来上がるのでしょうか?各町の魅力を子どもならではの視点で引き出し、自らの感性で作り上げる。きっと、唯一無二の素敵なパンフレットになることでしょう。子どもたちの力作を見るのが楽しみですね!
三橋先生Q&A
Q1. 先生のご経歴を教えてください。
A1. 大学卒業後、洗足学園小学校で1年間勤務して、日出学園小学校に来ました。
Q2. 学生時代に打ち込んだことは何ですか?
A2. 高校までサッカーをして、大学ではフットサルをしていました。
Q3. 趣味、特技を教えてください。
A3. スポーツ観戦です。特にサッカーを中心に観ています。
Q4. 日出学園小学校で教えることになった経緯をお聞かせください。
A4. 中高の同級生に日出学園小学校の卒業生が複数いたこと、前任校の教頭に紹介いただいたことから、勤務を希望しました。
Q5. 授業をしていてやりがいを感じるのはどんなときですか?
A5. 問いかけに対し、子どもたちが積極的に意見を述べてくれるときです。
Q6. 授業で工夫していることを教えてください。
A6. 多くの資料を読み取り、色々なことを感じ、考えることができるように心がけています。また、タブレットを上手に使い、調べたりまとめたりする機会を増やしています。
Q7. 子どもたちとの生活の中で、一番うれしかったことは何ですか?
A7. 授業が楽しい!とたくさんの子どもたちに言われたことです。
Q8. 子どもたちの面白エピソードをぜひ教えてください!
A8. 「サッカークラブを作る!」と言って署名まで集めていました。行動力にびっくりさせられました!
Q9. 休み時間に子どもたちと遊ぶとき、どんな遊びをすることが多いですか?
A9. ドッジボールをして遊びます。
Q10. 子どもたちに伝えたいこと、メッセージをお願いします。
A10. これから色々な経験をしていくと思いますが、何事も楽しみながら乗り越え、成長していきましょう!
三橋先生、お忙しい中たくさんの質問に回答していただき、ありがとうございました。今回の取材で、子どもたちが積極的に社会の学習に取り組む様子が伝わってきました。また、サッカーが得意な三橋先生を中心に、休み時間にドッジボールを楽しむ子どもたちの姿が目に浮かびます。最後に、取材に協力してくれた児童の皆さんにもお礼を言いたいと思います。ありがとうございました。