10月5日(土)、10月6日(日)に日出祭が開催されました。昨年同様、コロナ禍の影響を受けず幼小中高合同で開催することができました。当日はあいにくの曇り空で、時間帯によっては雨がちらつくところもありました。
しかし、そんな雨にも負けないのが日出学園の元気いっぱいな子供たちです。ご家族の方達に自分で作った作品を紹介したり、作品の前で写真撮影をしたり、思う存分作品展を楽しむことができました。
今回はそんな日出祭での様子をご紹介いたします。
毎年玄関に展示される、年長さん製作の「あんないず」。今年はどんな展示なのかなと、期待が膨らみます。玄関から続く廊下には、園児たちの笑顔が。日出学園90周年をお祝いしています。
【年少】
日出祭、作品展自体が分からない年少さん。それでも年長さんや年中さんがみんなで何かを作り、飾っている作品を見ることで、いつもと違う雰囲気を感じワクワクしていました。
〈ホール展示〉
年少さんは「動物たちと汽車でお出かけ」をテーマにしました。自分のお顔がついたお気に入りの汽車は煙突をつけたり、色とりどりの窓を作ったり、みんなのこだわりが詰まっています。汽車からは、春夏秋冬の景色が見えます。それぞれの季節にみんながイメージする春の折り紙で作ったチューリップ、夏のお魚の手形アート、秋の紅葉、冬の雪景色と雪だるまを描きました。みんながそれぞれ選んだ大好きな動物達には、首飾りや腕飾り、頭飾りをつけてあげました。作品からは、一生懸命に小さな手で繋げた飾りの製作風景が目に浮かび、思わず笑顔になってしまいます。素敵な飾りをつけてもらい、動物さんたちも何だか嬉しそうです。 〈保育室展示〉
お教室に並ぶのは個性豊かなぼく・わたしのおかお。先生と一緒に描いた輪郭に、自分でお顔を書きました。その線はどれもカラフルでダイナミック。しっかりと太い線で自信たっぷり描くことができました。 電車や車が大好きな年少さん。製作したお気に入りのマイカーでたくさん遊びました。先生から、作品製作が嫌いにならないように遊びの中に取り入れて楽しみながらできるように工夫されたとお伺いしました。創造力に溢れる作品たちは、見ているだけで思う存分楽しんで製作できたことを感じることができました。【年中】
10月の日出祭は秋だね…という話から、「秋の山」をテーマにすることとしたそうです。色づいた葉っぱ、お月見、秋の果実や木の実、ハロウィンまで。楽しい秋を届けてもらいました。
〈ホール展示〉
赤や黄色に色づいた木々と、きらきらカラーセロファンでできたトンネルの先には、個性豊かなリスさんがたくさん!落ち葉のカーテンに包まれて、お山で思い思いに秋を満喫しているようです。
まず目を引くのが、お月見コーナー。まん丸お月様に楽しそうに跳ねるうさぎさんたち。美味しそうなお団子に綺麗なススキ畑も。
リスさんたちは何をしているのかな。秋の山を覗いてみると...お絵描きしたり、歌を歌ったり…芸術の秋。お山のカフェでランチを楽しんで…食欲の秋。みんなで玉入れ…スポーツの秋。お茶を片手に大好きな絵本を読んで…読書の秋。リスさんと一緒に、実り多き秋のお山を楽しませてもらいました。
〈保育室展示〉
保育室ではおばけたちがハロウィンパーティーを楽しんでいました。おばけたちも90周年をお祝いしています。色の三原色の混色を学びながら作ったジュースで乾杯です。
昨年同様、通常開催の日出祭。展示を見ながら、製作時の話が止まらない子どもたち。これは、こういう風に作ったの。あれは、〇〇くんが上手にハサミで切ったんだよ。こっちは、〇〇ちゃんがのりでいっぱい貼ってくれたの。そんな話を聞きながら見る作品の数々。製作過程の様子を思い浮かべながら、楽しませていただきました。
【年長】
年長さんは幼稚園の展示を見る前に小学校の学芸会を鑑賞しました。初めて観る学芸会、表現の工夫に驚いたり、劇の内容を楽しんだりしていました。
〈ホール展示〉
年長さんのテーマは「世界旅行とオリンピック」です。まずホールに入ると一際目立つ立派な富士山に温泉に入って気持ち良さそうにしているお猿さんがいます。ここは日本のようです。ここから子供達が試行錯誤して作ったこだわりの飛行機に乗って世界旅行へ出発です。
日本を飛び立つとまず見えたのはイギリスの「ビッグベン」です。いくつものダンボールを組み合わせ高くし綺麗な色が出るように白い紙を貼ってから絵の具を塗ったこだわりの時計台です。次に現れたのはフランスの「エッフェル塔」です。複雑な形状のためみんなで力を合わせて慎重に組み立てました。
次に現れたのはシンガポールの「マーライオン」です。ダンボールと新聞紙で体の丸みを表現し、口からお水が出てるところもこだわりました。そして世界旅行の終着地はアメリカの「自由の女神」です。世界旅行から帰ると、ホールステージ上に毎年大人気のブラックライトを使った展示があります。今年はオリンピック開催と日出学園90周年をお祝いした「花火大会」がテーマです。中に入ると「ヒューッ、ドン」と音がなり、まるでそこは花火大会のようで、花火も日出学園90周年をお祝いしているようです。今年は日出学園90周年をお祝いして年長さん全員で協力して大きなケーキを作りました。ケーキの一番上はスペースが限られるため、年長さんのお部屋分の大きさを再現して細長くなった幼稚園園舎と嬉しそうなひよかっぱが乗っています。〈保育室展示〉
年長さん毎年恒例の「織紙」です。初めこそ難しく時間がかかったそうですが試行錯誤して、一生懸命取り組み、色とりどりの作品が出来上がりました。二枚の折り紙を使い子供達オリジナルの「メダル」を作りました。どのメダルも子供達の個性が現れています。壁に貼ってあるのは「ぼくの・わたしのおようふく」です。子供達がこんなお洋服着てみたいなと思った思い思いのお洋服を作りました。手前にあるのは「大きくなったら、、、」をテーマに作成したなりたい自分をイメージした人形です。子供達それぞれの夢が描かれていてこれからも夢に向かい大きく羽ばたいて欲しいです。幼稚園の展示を見た後は、小学校、中高の校舎まで足を運ばれたご家庭もあったかと思います。小学校の展示も、見応えのある作品ばかりで、来年度以降の我が子の成長を想像しながら見学するのも、有意義な時間となったと思います。幼小中高合同で開催できること、そこに保護者も加わって、交流をもてる日出学園の良さを感じた日出祭でした。
この日まで、作品の製作や園児の指導にあたられた先生方に、心より感謝申し上げます。