2年生は、秋の生活科の授業で「ひので郵便」という活動を行います。学校全体の取り組みの中で2年生が中心となり、自分の事だけでなく周囲の人達に目を向けて、人のために働くことを学んでいきます。
児童だけでなく、学園長先生や校長先生、保健室の先生や警備員さんなど日出学園小学校に関わるすべての人達とハガキのやり取りをします。毎年恒例の名物授業を取材しました。
10月末、全校朝礼にて2年1組、2組の局長さんから、ひので郵便開局の挨拶がありました。その数日後、2年生全員と3~6年生の代表が集まり、多目的ホールで引継ぎ式が行われました。
はじめに校長先生が、ひので郵便についてのお話をしてくださいました。



最後に、緊張の面持ちの新局長さん達からお礼と意気込みの挨拶、学年主任の廣嶋先生からお話がありました。
さあいよいよ、2024年ひので郵便のスタートです!
<初めての授業>
昨年の2年生がお仕事の流れをまとめてくれた資料に沿って、担任の先生がお仕事の説明をします。まずは校内にあるポストの場所を確認し、その後クラス全員で設置された郵便箱からハガキを回収しました。
ポストを開けたらハガキがたくさん入っていて、嬉しそうです。
回収したハガキを教室に持ち帰り、消印・日付・仕分け作業のグループに分かれました。先生の確認スタンプが押されているか確認し、消印を押したら日付を記入する作業へバトンタッチ。きれいに消印の日付を書いたら、仕分け棚へ分けていきます。
<配達へ・・>
仕分けが終わったハガキを持って、昼休みに初めて配達へ行きました。
ドキドキ!お届けの挨拶、聞こえる声で言えるかな・・?なかなか教室に入れない2年生に、上級生がお手伝いしてくれたり、「頑張ってねー!」と、エールと拍手をくれた3年生。無事にお届けができて、ほっとした表情の2年生でした。
<授業参観>
ひので郵便の活動に慣れてきた頃、活動の成果をおうちの人に見てもらう機会がありました。
今日は回収作業は行わず、消印・日付・仕分け作業を行います。クラス全員が作業内容をよく理解し、流れるように働きます。
「これ、もう持っていっていい?」「あ、お願いします!」
他のグループともスムーズに連携してどんどん作業することが出来ました。この日は、おうちの人に内緒で用意したハガキのサプライズプレゼントもありました。
「皆さん、準備できましたか?」「はい!」日頃の感謝の気持ちを込めたとても素敵なハガキでした。
お昼の配達では、緊張しながら校長室へハガキを届ける姿もありました。
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ひので郵便では、手書きならではのカラフルなハガキ、かわいい絵の描いてあるハガキなど、個性あるハガキが行き来していました。2年生はもちろん、支える上級生、初めてのお便り交換にワクワクする1年生、みんなが主役になります。
来年は自分たちがどんな役割をするのかも楽しみに、ひので郵便はずっと受け継がれていくことでしょう。
取材に協力いただきました先生方、2年生の皆さん、ありがとうございました。