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幼稚園 コマ回し大会

冬の寒さが和らぎ、春の訪れを感じる2月の最終日に、毎年恒例の年長さんたちによる白熱のコマ回し大会が開催されました。

トーナメントの開幕に先立ち、まずは子供たちが正しい位置に整列しているかの確認が行われました。
会場内で、向かって右側に位置するのは「ふじ組」、そして左側には「ばら組」の子供たちがしっかりと並んでいます。
子供たち全員が自分の場所を確認し、万全の準備が整ったようです。さぁ、いよいよ熱い戦いが繰り広げられるコマ回し大会の幕開けです。
今日のコマ回し大会に向けて、子供たちは二学期の終わり頃から練習を重ねて準備してきました。冬休みの間も練習を続け、コマを回せるようになると、その後はコマの色塗りにも挑戦した子も多かったようです。
幼稚園にいる間も、暇さえあれば練習をしている子供たちの姿がたくさん見られました。
みんなそれぞれ好きなように色付けをし、世界に一つだけの自分だけのコマが完成しました。どのコマも一つとして同じものはなく、子供たちの個性が存分に表れていました。自分のオリジナルコマを使って、「いざ、勝負です!」。二人の真剣勝負の行方を息を呑んで見守る子もいれば、大きな声でお友達を応援する子もおり、それぞれのスタイルで試合を楽しんでます。子供たちが試合に白熱している最中、突然お客さんが現れたようです。それは、年少さんたちです。小さな体で興味津々に試合の行方を見守り、ギャラリーが増えたことで、場内の盛り上がりは最高潮に達し、子供たちの歓声が響き渡ります。年少さんたちも、2年後には自分たちもこの舞台に立つことを楽しみにしていることでしょう。どんな成長を遂げているのか、今から楽しみですね。みんなが固唾を飲んで見守る決勝戦…
さて勝負がついたようです。
一位から三位の子供たちには、先生たちが手作りで作ったお手製のメダルが園長先生から授与されました。「よく頑張りましたね!」という温かい言葉とともに、メダルを受け取った子供たちは嬉しそうにインタビューを受けていました。
この白熱した試合の中には、沢山の物語がありました。普段から毎日欠かさず練習し、いつもは百発百中でコマを回せる子が、緊張のせいか失敗してしまう場面もありました。
また失敗した悔しさから涙を流す子供たちも多く見受けられました。そんな中でも、周りの子が優しくお友達を励ます姿があり、子供たちの成長を強く感じることができました。

いよいよ卒園式まであと2週間となり、先生方も大変お忙しい中、子供たちに貴重な経験をさせていただいたことに、心より感謝申し上げます。また、取材にご協力いただき、ありがとうございました。