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クリスマスLIVE ~軽音部~

今年度は、なかなか部活動の日頃の成果を発表する場がない中、感染対策をしっかり取りながら、2学期の終業式後に行われた軽音部のクリスマスLIVEの様子をご紹介致します。

中高合わせて63名、大所帯の軽音部。24バンド中の15バンドが今回のライブに参加しています。このコロナ禍で密を避けて、毎日30分ずつ交替での活動となり、1バンド週2回と、練習量が減少した中での開催でした。前回の日出祭での開催に引き続き、視聴覚室にて、座席1つを開けて、声出しスタンディングなしの静まる中始まりました。

そんな中でも、客席からは手拍子や拍手で演奏している生徒達を盛り上げていました。

あるバンドの中には・・・・

なんと!ノリノリでベースを弾く瀧口先生の姿も。生徒に負けず、素晴らしい演奏を披露していました。

そして、今年度、軽音部では発祥以来の快挙を成し遂げました。

『全国高等学校軽音フェスティバル2020』のカヴァー部門(邦楽)で、女子3人組で結成した『Mars』が全国1000組の中から優秀賞に輝きました。今回は予選なしのYouTubeでの録画エントリーとなり、いつもより参加しやすい大会となった為、エントリー数が多くなったそうです。

元々2人ボーカルのMarsにキーボード演奏をプラスした聴かせるバンド。曲はRADWIMPS feat.あいみょんの『泣き出しそうだよ』。

ボーカルは真逆のタイプと言われる東澤さんと太田さん。キーボードは部長の高橋さん。

3人にインタビューしました。

【東澤さん】直線型の私はビブラートが課題となっていて、先生から『津軽海峡冬景色』をマスターする様に言われてます(笑)

【太田さん】声がこもりがちな私ははっきりと発音する様に先生からアドバイスもらってます。

【高橋さん】松浦先生は、ここがわからないというとつきっきりで最後までみてくれる、とても面倒見のいい先生です。

3人とも小さい頃から歌が好きでミュージカルをやったことがあったり、楽器をやっていた様で今に繋がっています。

将来の夢はアーティスト。先生にアドバイスをいただきながら、作詞作曲も既に始めている将来が楽しみな3人です。

ここで少し顧問の松浦先生のお話をすると、先生は高1の頃から路上で弾き語りをしていたそうです。全国大会にも2回出場権を獲得。1人でミックスダウンをし、大学ではデビューの一歩手前までいったそうです。

現在はその経験から、部活の顧問となり、アーティストを夢見る生徒たちの背中を押しています。先生は毎回ライブを撮影して、1バンド1バンドを分析して丁寧にアドバイスしてくれるそうです。そんな情熱が生徒たちに伝わり、生徒たちも期待に応えているのがよくわかりました。

このクリスマスLIVEの2日後、今度は高2の男女5人組のバンド『ONEW(おニュー)』が千葉県決勝大会に参戦しました。いつもの大会とは異なり、今回は観客なしでの順位も出さないものとはなりましたが舞台に立てた喜びがあったそうです。

部長の高橋さんから大会後のメッセージをいただきました。

今回の県決勝大会は、コロナ禍の今、順位をつけるのではなく、皆で楽しんでパフォーマンスを見せ合おうという形のものでした。初めは緊張しましたが本番中はみんな楽しんで演奏することができました!

終了後は審査員から、的確なアドバイスを沢山頂きました。また他校のバンド演奏を生で見てすごく刺激を受けました。今後もこの経験を生かして、パワーアップした演奏を皆さんにお届けできるよう努力していきたいと思います。

このコロナ禍で色々なことが当たり前から当たり前でなくなってきていますが、生徒たちは許される範囲で部活動を行い、夢に挑戦しています。

私たち大人もこの状況を嘆くのではなく、この状況から生み出せるものを考えたいと思います。

なかなか保護者が学校に行くことが許されませんが、会報を通じて子供たちの過ごし方を垣間見ていただけたら幸いです。