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日出学園小学校 保健室インタビュー

今回は、日出学園小学校で養護教諭をされている橋本先生と徳永先生のお二人にインタビューをさせて頂きました。

平均すると1日20~30人の児童が、ケガや発熱などの体調不良で保健室にお世話になるそうです。付き添いの児童や、休み時間に話をしに来たり、身長を測りに来たりといった、ちょっとした来室も含めると30~40人ぐらいになるそうです。

Q.先生方の経歴をおしえて下さい

橋本先生A.

 市川市生まれで、日出学園小中高でのびのびと過ごしました。大学卒業後、大学病院の看護師として5年勤務しました。産休育休を経て2013年から日出学園小で働いています。

 

徳永先生A.

 千葉市生まれで、小学校は地元の公立校、中高は市川市の私立校に通いました。大学卒業後は小児専門病院で看護師を経験した後、日出学園中高の保健室で1年間過ごし、現在は日出学園小に来て2年目になります。

 

Q.先生方のご趣味を教えて下さい

橋本先生A.

 オカリナです。猫好きなので、いつか飼い始めたいなと夢見ているところです。

 

徳永先生A.

 映画鑑賞・音楽鑑賞・楽器演奏で、学生時代はオーケストラでヴァイオリンを弾いていました。最近は3年前から飼い始めた犬の散歩も楽しみの一つです。

 

Q.保健室からのお知らせはどのようにされていますか?

A. 

 「ほけんだより」を毎月1回配布しています。これは主に徳永先生が作っています。季節や月ごとに健康な生活を送るためのヒントとして“ほけん目標”があります。そのポイントを分かりやすく読みやすくまとめています。

  また、保健室前や、1・2年生の昇降口前の掲示にも力を入れていて、そちらは橋本先生が作っています。自分の体のことに興味を持ち、ゆくゆくは自分の健康を自分で守れるようにしかけを作るなど工夫しています。

  放送委員会の児童からは、熱中症や感染症予防の声かけを毎日アナウンスしてもらっています。

また、保健委員会の児童と掲示物を作ったり、テレビ朝礼で健康に関するクイズを出してもらったり、子供達と一緒に楽しく活動しています。

 

Q.来室する児童の男女差や学年差などもあれば教えて下さい。

A.

男女差は殆どなく低学年が大半で、1年生が最も多く6年生が最も少ないです。「これぐらいの怪我なら、まず洗って様子をみよう」とか、「自分なりに冷やしたりしてみたけど良くならないから保健室へ行こうかな」などと、学年が上がるにつれて、自分で考えて応急手当などの行動ができるようになっていることや、来室する理由や機会もはっきりしている為と思われます。

 

Q.不調を訴える児童が増える時期はありますか?また、どのようにケアされていますか?

A.

長いお休みの後は、お休みモードからの切り替えがスムーズにいかないことから、不調を訴える児童が出てこないか、出欠や遅刻の状況を確認し、時には教室を回って様子を見たりしています。

また、校外学習や日出祭など大きな行事の前は、気持ちが浮かれてケガをしやすくなったり、プレッシャーを強く感じて辛くなってしまったりします。児童の性格や状況に合わせて気持ちに寄り添い、話を聞き、声をかけています。気になる行動が見られた時には、担任・専科の先生方・管理職やスクールカウンセラーと情報を共有して、「チーム日出」としてきめ細やかに対応することを心がけています。

 

Q.最後に、日出学園小に来られて良かったなと思われる点、やりがいを教えて下さい。

A.

病院で勤務していた時には、患者さんと特定の期間だけ接するのみでしたが、ここでは児童の成長していくところを見届けられるところが良かったと思います。日出祭などの行事の時には、卒業生が顔を出してくれることもあり、とても嬉しいです。何よりも、泣き顔や不安な気持ちで来室された児童が、笑顔に変わってくれる時にやりがいを感じます。

 

① 左から徳永先生、橋本先生

②保健室には橋本先生手作りの教室札があります。

インタビューに伺ったこの日の休み時間も、保健室の扉を開けると嬉しそうにお話をする5-6人の子供達に囲まれ、優しくお話を聞いて下さっているお二人がいらっしゃいました。

怪我や発熱など体調不良のケアだけでなく、心のケアもして下さっている温かさをお二人から感じました。

お忙しい中、取材にご協力頂きましてありがとうございました。