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日出学園幼稚園にお客様がいらっしゃいました

1月15日、日出学園幼稚園にお客様がやってきました。今回のお客様は韓国から、ソウル神学大学校の保育科の先生と同大学の一年生から四年生の学生方です。子どもたちはいつもと違うホールの様子にワクワクドキドキ。これから何が始まるのだろう、と興味津々です。

まずは順番に自己紹介から。大学では日本語も勉強されているそうでみなさんとても流暢な日本語での自己紹介でした。日本と韓国の名前の違いに少し不思議そうな様子の子どもたち。韓国の民族衣装であるチマチョゴリも披露して下さいました。

自己紹介の後は、YouTubeの動画で子どもたちも一度は耳にしたことがあるピンクフォンの「サメのかぞく」の歌を振り付けも交えて歌って下さいました。この歌は元はドイツの童謡で、原曲にK–POPの要素を取り入れて制作されたものがピンクフォンの「サメのかぞく」だそうです。子どもたちは音楽にノリノリ!いつもと違うホールの様子に最初は固くなっていた子どもたちですが、歌を歌って体も動かしていくうちに自然と笑顔になりました。

次は韓国の伝統的な遊びを紹介して下さいました。

こちらはチェギという遊びです。日本の蹴鞠のようなもので、落とさないように足で蹴って遊ぶものとの事でした。先生が一番上手に蹴られていました。

こちらはタッチチギという遊びです。日本のめんこ遊びと同じようで相手のめんこをひっくり返したら勝ちというゲームです。子供たちは興味深く、目を輝かせて見ていました。幼稚園でも夢中で遊べそうな伝統遊びだと思いました。そしてこういった遊びは日本でも伝承していけると素敵ですね。

遊びの後は、「まるくまるく」という韓国の歌を紹介して下さいました。この歌は日本でいうと「むすんでひらいて」のような手遊び歌で、振り付けも一緒に教えていただきました。その後園長先生のご提案で、みんなで一緒にまるくなって踊ることになりました。学年毎に円をつくり、あいだにお姉さん方にも入ってもらい、振り付けを教えていただきながら、みんなで歌に合わせて踊ってみました。歌詞の意味はよく判らなくても、子供達はみんなとても楽しそうでした。

最後に、韓国の楽しい遊びや歌を紹介してくださったお姉さん方にお礼として、今度は子供達から、歌のプレゼントをしました。

年少さんと年中さんは日本の1月らしく、「もちつき」の歌をそれぞれ歌いました。年長さんはみんな大好きな「おひさまになりたい」という歌を元気いっぱい、とても素敵に披露していました。

歌のお礼の後にぎゅっと抱きしめにいった子どもたち。

今回のように、日出学園幼稚園に韓国で保育を専攻している学生の方々がいらっしゃるのは、初めてのことだそうです。楽しそうな子供達と、優しい眼差しで子供達と遊んでくださった学生の方々の、言葉や文化の違いを感じさせない姿をとてもほほえましく感じました。

これからの時代を生きていく子供達にとって、とても素敵な経験になったのではないかと思いました。