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2022日出祭 ~幼稚園編~

10月1日(土)、2日(日)に開催された日出祭。幼稚園では、例年通り「作品展」として、個人の作品や学年の共同製作による作品の展示が行われました。両日ともに、爽やかな秋晴れで、日中は30℃近くまで気温が上がり、暑いくらいの天候でした。

今年もコロナ禍にあって、初日の午前中は時間指定、午後と2日目はフリータイムでの実施となりました。園児たちの夢溢れる素敵な作品をご紹介します。

 

入り口を入ると、案内図が飾ってありました。こちらは年長さんがみんなでイラストを描いたそうです。

玄関から続く廊下には、森の葉っぱと、たくさんの小人さんたちがいました。
なんて可愛らしいのでしょう!
こちらも年長さんがそれぞれ製作しました。「これ、僕が描いたんだよ!」という声も聞こえていました。

【 年少 】

年少さんのテーマは「森に行こう」。
子どもたちは園庭内にある木々が生い茂る場所を「森」と呼び、日々色々な遊びをして楽しんでいるそうですが、今回はその森をテーマにして作品を作り上げました。

〈もりのどうぶつたち・ごはん、きれいなおはな〉

展示室の中に入るとさっそく森の仲間たちがお出迎え。くまやうさぎ、中にはパンダやライオン、シマウマまで。本来なら森にいない動物たちもいますが、「いたら楽しいね」と想像を膨らませながら作り上げたようです。

〈しあわせりんご、みかん、まるまるぶどう〉

折り紙で作ったぶどうやりんご、みかんなど美味しそうなフルーツが並んでいました。
りんごやみかんも、折り紙の角と角を合わせるなど難しい点もあったそうですが、みんなとても上手に、そして美味しそうに折れていますね!

〈かにさん、さかなさん、ひらひらちょうちょう〉

展示室の右手を覗くと、そこには大きな滝!
かにさんの貼ってあるペットボトルの中身はなんと魔法の水!透明の水を青や水色にするためにみんなで一生懸命振ったそうです。

〈ぼく・わたし、双眼鏡〉

絵の具を用いて描いた自画像「ぼく、わたし」。どの絵も不思議とどことなく描いた本人に似ていて、驚きました。遊びの中で使っていた双眼鏡も飾ってあって、みんなで探検へと出かけた楽しそうな雰囲気が伝わってきますね。

今回の作品展、保護者から作品数の多さに驚く声が聞こえてきました。先生に伺ったところ「クラスのみんなにとてもやる気があったので、予定した作品数より多く作り上げることができました」とおっしゃっていました。そして、そんな子どもたちの気持ちに寄り添って、ひとつひとつの作品を、素晴らしい大きな森へと作り上げた先生方の力に大変感激致しました。

【 年中 】

担任の先生から「去年の作品展のこと覚えてる?」と聞かれると、子供たちは「???(ぽかーん)」という反応。先生のヒントで少しずつ思い出したようです。
今年度は「サバンナにいる動物たち」を制作。さまざまな材料を使い、指先の細やかな動きに苦戦する様子や、少し難しい課題にも取り組みました。

<わにわにさんとうさぎさん>

みんなで作り上げたワニさんはとても迫力がありました。作品展前後、飾られていたワニさんの作品に年少さんはびっくりして、ワニのいる廊下を通れず、しばらく渡り廊下を使っていたようです。
うさぎさんではうさぎの表情が作成した園児の顔に似ている?!そんな声も聞こえました。

<キリンとシマウマ・ドリームキャッチャー>

キリンとシマウマの制作はまず動物図鑑で模様を調べるところからスタート。カラフルな飾りをつけて、おしゃれなドリームキャッチャーも作りました。
「これを飾って寝るといい夢が見れるんだって!」と子供たちが教えてくれました。

<フラミンゴとすきなどうぶつ>

フラミンゴの脚の部分は1枚の紙をくるくる細く巻くのがまだ難しいようで、先生と一緒にがんばりました。

<くじゃく>

作品展メインのホールに入った正面に、大きな羽で出迎えてくれたくじゃくさん。
インパクトがありました!

<恐竜・カラフルな鳥>

「サバンナに恐竜がいたら楽しいね!」と絵の具を使って指スタンプ。
カラフルな鳥はコーヒーフィルターに水性マーカーで描いてから、霧吹きでシュシュと水をかけて。不思議と色が広がっていくのを楽しんだようです。

作品展では、いつも以上に様々な材料を使って、先生のサポートをいただきながら大きな作品を作ることができました。難しい課題にも取り組み、さらに成長しましたね。

【 年長 】

幼稚園最後の作品展となりました。
今年は、1学期に実施された「山の幼稚園」をテーマに、実際に体験したことや、やってみたいことなど、子どもたちが自由に発想を膨らませながら、一人ひとりの作品に加えてグループ製作も行いました。

それぞれの展示コーナーには、子どもたちの名前と頭や胴体手足のパーツを繋いだ紙人形「自分人形」が飾られていました。みんな個性的でよく見るとどこか本人に似ているような、愛嬌のある自分人形がホールで楽しく迎えてくれました。

<キャンプファイヤーチーム>

実際の山の幼稚園では、あいにくの雨でキャンプファイヤーは実施できませんでしたが、室内で楽しんだそうです。楽しかった思い出から子どもたちは発想を膨らませて、バーベキューやたこ焼きなども作りました。

<山荘チーム>

山荘の庭での遊びをテーマに、作品を作りました。中心に飾られているのは、一人一つずつ作った個性的な「きのこ」。お庭には虫もたくさんいて、虫網を持っている子どもたちもいました。みているだけで楽しそうなのが伝わります。

<おばけチーム>

山の幼稚園では、初日の夜の「お化け退治」や「3段ベッド」に登ることで盛り上がったそうです。個性的で表情豊かなお化けがゆらゆら飛んでいるなか、楽しそうに3段ベッドに登って遊んでいる子どもたちの表情もイキイキとしていて楽しそうです。

<ブラックライトシアター たまごのせかい>

毎年人気のブラックライト展示。
今年のテーマは、「たまごのせかい」。特別授業や図鑑を通じて、年長さんはいろいろな生き物の卵について学びました。暗い部屋にカラフルな卵や動物が浮き上がっていて、とても神秘的で素敵な空間でした。

年長さんの保育室には、「紙を編む」織紙や「はじめての彫刻」が飾られていました。大人でも難しそうなので、手先を器用に使ってこんな精巧な作品を作ることができたことに感心します。

毎日コツコツ制作していたものが、いざホールに展示されると、そのダイナミックさに、子どもたちは達成感を得られたようです。
楽しかった山の幼稚園の思い出も蘇り、子どもたちが嬉しそうに家族に説明していた姿が微笑ましかったです。

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子どもたちの笑顔や成長を見ることができた、素晴らしい作品展となりました。
きめ細やかなご指導をしてくださいました先生方に、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。