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部活動紹介 ~茶道部~

日出祭2週間前、高校2年生の部員が、映像発表するお茶会の様子を撮影しているところを取材してまいりました。コロナ禍でも、工夫をしながら部活動を行っている部員の様子をご紹介致します。

日出小学校の創立当時から茶道部が存在していたとお話ししてくれたのは、部活指導員の山本先生。山本先生も日出の卒業生だそうです。

当初の茶道部は幼稚園の先生の為のもので、その後、生徒たちの為の部活になったそうです。裏千家の中でも1番と言っていいほど、学校の部活としては歴史の古い部活だそうです。

お茶の良さは、おもてなしの心、日本の文化の集大成。和室、床の間、季節にあった掛軸、お花を飾り、焼き物と日本文化を知らないとお茶は出来ません。またご挨拶の仕方、歩き方、座り方、お茶のいただき方と、全てが学べる場所ともなっています。

現在25名の大所帯。今年はコロナで勧誘が難しかったようですが、中1は3名、高1は2名の新入部員が加わりました。現在の活動は、3グループに分けて月・水の週2回活動しています。

通常であれば、4月に新入部員が入ってきて、6月に卒業生を送る会、夏休みには日出祭に向けて浴衣の着付の練習、日出祭、秋は小学生の部活交流会があります。お客様へのおもてなしを目的としたお茶会、ハロウィン茶会やクリスマス茶会も行っています。

【季節の掛け軸、茶器、お菓子】

OB、OGは夏休み、日出祭にお手伝いに来てくれるほど縦横の繋がりがあり、在校生とも仲が良いそうです。現在ではOBの森田くんが部活のお手伝いをしてくれています。生徒とも年が近いので、なんでも話せる頼れるお兄さんといった感じですね。学生時代のことを聞くと、各学年に何人か男子がいて違和感はなかったそうです。森田くんは高2からの入部で、生徒会に入っていて忙しくしていたようですが、癒しを求めて入部を決めたそうです。その時は30名を越す部員がいて、とても楽しかったと笑顔で話してくれました。

また顧問の石神先生は、お茶の経験はないのですが‥とはにかみながら、部員たちを優しく見守っていました。

映像発表は、御園棚を出してのお茶会です。

山本先生のダメ出しもあり、みんなが息を呑む緊張感がありました。一つ一つの所作を美しく見せる為に、納得いくまで、何度も撮り直しました。最後は、山本先生のOKが出て無事終了。ホッとした生徒達の笑顔が印象的でした。

先生と生徒達が和気あいあいとしていてとても素敵な空間でした。

今回の日出祭は映像での参加でしたが、例年はすぐチケットが完売するほど人気のあるお茶会。来年はぜひお茶と美味しいお菓子をいただける日が来ることを祈っております。

山本先生、石神先生、森田くん、茶道部の部員の皆さん、ありがとうございました。