ホーム » 子供たちの活動 » 幼稚園 ひので劇場

幼稚園 ひので劇場

毎年かわいい劇や合奏を披露するひので劇場。今年度はコロナ禍のため、年長組、年少組、年中組と日を分けての開催となりました。

廊下に飾られているお雛様も、ひので劇場を楽しみにしている様でした。

 

~  年長組 ~(2月18日)

『ひのでオリンピック』

 2021年夏に東京オリンピックが開催され、子どもたちは聖火リレーごっこをしたり、スポーツにまつわる遊びを保育中に楽しんでいました。スポーツや世界の国に興味関心をもち、理解を深める良い機会になったと思います。子どもたちは、スポーツ競技や世界中の国から集まった人となり、ダンスを披露してくれました。

2022年2月18日。ひのでオリンピックの開幕です!!
ドラゴンクエスト序曲に合わせて入場行進!手作りのプラカードも、見覚えありますね。

オリンピック開会式で話題になった「ピクトグラム」を想像させるような、スポーツジェスチャー。
実際競技にあったスポーツから、こんな競技があったらいいな、という子どもたちに身近なものまで色々な競技を見せてくれました。

続いて、外国の人になりきってダンス!ロシアに、ハワイ、メキシコ…楽器も使ってダンスを披露しました。

最後は日本!
歌舞伎と太鼓を使った合奏です。

合奏『狩人の合唱』

 学級閉鎖や登園自粛により、本番が初めて参加の子も居ましたが、子どもたちで意見を出し合って出来上がったオリンピックは、成長を感じる感動のフィナーレでした。

 

~  年少組 ~(3月1日)

『あつまれ!元気なオニの子どもたち』

年少さんは、2学期のお誕生会で鑑賞した『鬼のタンゴ』が大好きなんだそうです。そこからヒントを得て、先生方が面白いストーリーを考えてくださいました。主人公はもちろん元気な年少の子どもたち。赤、青、黄、緑のオニに変身して、みんなで力を合わせて『あるモノ』をやっつけるんだそうです。

プログラムによる前情報はここまで。可愛いオニの子どもたちの様子はもちろん、何を、そしてどんなふうにしてやっつけるのか。子どもたちの入場が待ち遠しいです。

赤、青、黄、緑の4つの大きなたまごから生まれた、可愛いカラフルなオニの子どもたちが、先生方に手をひかれ入場しました。

元気な年少さんにとって、じっとしているのは本当に大変なこと。それでも、お友達がみんな入場するまでは座って待つ。先生のお話をよく聞く。先生の合図でたつ。冒頭のこのシーンだけで、感激してしまいました。

さてさて、子どもたちが退治するのは…

『泣き虫オニ』と『怒りん坊オニ』でした。

『カスタネット〜まめまき〜』

まずは、まめまきの音楽に合わせて、カスタネットの演奏です。
先生の合図に合わせて演奏する子、お友達を見ながら一緒に楽しむ子、カスタネットより踊る方が好きな子、どのオニさんもみんな楽しそう。

次はたまごをポンの手遊びです。
「たまごをポン!とわりまして〜 そのまま食べたら生たまご」
とても楽しい手遊び歌なので、保護者もいっしょに口ずさんでいました。

これらの楽しい演奏で、『泣き虫オニ』と『怒りん坊オニ』を退治できたでしょうか?
なかなか手強いオニのようで、まだ泣き顔・怒り顔。
最後は、可愛いオニさんたちがみんなで力を合わせて、「鬼のタンゴ」のダンスです。

ようやく、にこにこオニになりました。
元気なオニの子どもたちは、自分の心の中にいる『泣き虫オニ』と『怒りん坊オニ』も退治できたかな?他には『わがままオニ』や『いじわるオニ』、『お寝坊オニ』なんかも一緒に退治できたらいいですね。だって、もうすぐ年中さんです。

年少さんのひので劇場は、子どもだけでなく、親もドキドキします。
「ちゃんと座っていられるかしら?」
「お友達に迷惑かけないかしら?」
「演奏や踊りが練習通りにできるかしら?」
しかし、始まってみれば、どの子も本当に楽しそう。おうちの人に見てもらうのが楽しい子、自分が楽しむこと自体が楽しい子、楽しそうなお友達と一緒にいることが楽しい子。その子どもたちの様子を見ていたら、親が抱く不安な思いはスッと消えていきました。

 

~  年中組 ~(3月2日)

『どうぞのいす』

2学期ごろから劇あそびを始め、模索しながら好きな役を自分たちで選び、今日のために練習してきました。

ある日、うさぎさんがいすを作り「どうぞのいす」と書かれた看板をかけて森の木の下に置いていきました。

するとそこにロバさんがやってきて、いすの上にどんぐりを置いてお昼寝をはじめました。

次にやってきたのはくまさん。くまさんは看板の「どうぞのいす」を読んで、ドングリをおいしくいただきました。代わりにハチミツを置いて帰りました。

次はきつねさんがやってきて、ハチミツを全部舐めてしまいました。「でも あとの人に おきのどく!」きつねさんは、代わりにパンを置いて帰りました。

次にやってきたのはリスさん。美味しくパンをいただいて「でも あとの人に おきのどく!」と、いっぱいのクリを置いて帰りました。

「ふわぁ~」とロバさんがやっと目を覚ましました。「あれれ!クリってドングリのあかちゃんだったかしら?!」といすの上のクリを見てびっくりしましたとさ。おしまい♪

合奏『子鹿のバンビ』

コロナ禍でなかなか全員で会えない日々が続きましたが、ひので劇場当日は年中さんらしい安定感で、劇も合奏も上手に楽しくできて、子どもたちの成長を間近で感じ感無量でした。

 

ひので劇場は発表会ではなく、保育参観という位置付けなのだそうです。子どもたちそれぞれが、自分なりに楽しいと思える経験となったのではないかと思います。

全員が満足に登園することが出来ない状況下での準備は、非常に苦労されたことと思います。先生方には心より感謝申し上げます。