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子育て支援講演会が開催されました。鈴木のりたけ氏「おもしろがると 世界が ひろがる」

平成29年6月14日(水)幼稚園ホールにて、日出学園幼稚園の園児にも人気のある絵本「ぼくのおふろ」などの作者でいらっしゃる鈴木のりたけ氏の講演会が開催されました。

「おもしろがると 世界が   ひろがる」

鈴木のりたけ氏

鈴木氏は、日出学園幼稚園の先生方とは面識がなく、また5月下旬に肋骨にひびが入り体調が思わしくないにもかかわらず、今回の講演会を快く引き受けて下さいました。今回の講演会は在園の保護者の方だけではなく、未就園児クラス「ふたば」の保護者の方や一般の方など、多くの方が来園され、予定の1時間半を上回る盛り沢山の内容で、最後にワークショップも開催されました。

鈴木氏は、以前、JR東海で2年ほど働かれていた時期があり、新幹線の運転士や、駅員をされていたそうです。その後グラフィックデザイナーを経て、絵本作家となられました。

講演会の最初では、著作である本を何冊かご紹介下さいました。どの本も、絵の描写が精巧かつ緻密であり、著作「しごとば」の絵は、写真と見間違うほどでした。また、どの本も遊び心があって面白く、子供から大人まで楽しめる内容であると思いました。

それから白い大きな紙に、アルプス一万尺の軽快な曲に合わせて、自作の新幹線絵かき歌を披露して下さいました。とても滑らかな筆の運びでさらさらっと描かれ、あっという間に素敵なかわいい新幹線の出来上がり!誰でも簡単に描けて、お子さんにも喜ばれるとても楽しい絵かき歌でした。

鈴木氏が、今回の講演会でお話しされていたポイントは2点!まず1つ目は、わかることの快感を覚える事が大事であるということです。洋書を含んだ数冊の本を紹介して頂き、各々の本の面白いところを話して下さり、わからなかった事がわかった時というのはとても面白いのだなと感じました。2つ目として、物事や生きる事を面白がれる事が大切であるということです。辛いことがあっても物事を客観視して、滑稽がると良いと話して下さいました。鈴木氏はそれを日々実践されていて、どんな物事でも面白がるために、著作「しごとば」では、様々なお仕事に興味を持って綿密に取材され、絵本を作られていると思いました。その他の著作物も楽しく、面白い物が多く、それが鈴木氏の人生哲学であると感じました。

著作「しごとば」シリーズは5冊にもなり、教師、花火師、水族館飼育員、豆腐屋さん、東京スカイツリーで働く人たち等々、数々のお仕事の現場を取材され、写真のような絵と文に思わず引き込まれてしまいました。

次に、著作「す~べりだい」を読んで頂きました。それは、言葉遊びが面白い本でした。それから、鈴木氏が描かれた精巧な野球場の絵が皆さんに配られました。同じ絵が2枚あり、間違い探しをしてわかることの楽しさを教えて頂き、皆さんはとても楽しんでいる様子でした。次に東京スカイツリーのクレーンオペレーターの仕事場が描かれた絵を見せて頂きましたが、これは新聞紙半面くらいの大きさの紙に、40時間かけて描かれたそうで、皆さんが驚いていました。

最後に表現の自由と題したワークショップがあり、絵の具で美しく彩られた1枚の小さな紙が配布され、「1」と「0」という形を何枚か指でちぎり取り、白い紙にそれらを載せてのりで貼り、何かを作るという作業をしました。皆さんはそれぞれ一生懸命に取り組んでおられて、とても楽しそうでした。そして出来上がった作品を後ろのテーブルに並べて、皆でそれを見せ合いました。そして、それが何に見えるかを付箋に書いて、お互いに貼り合いました。3点ほどが皆さんの前で紹介されました。

あっという間の1時間半で、とても濃い充実した一時でした。何度も会場が笑いに包まれ、とても意義深い講演会となりました。