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幼稚園 作品展

昨今のコロナ禍の状況を鑑み、毎年恒例の日出学園幼小中高合同の日出祭は残念ながら中止となった今年度。先生方が徹底した感染防止対策を講じてくださることにより、『作品展』と行事名が変更され、独立して開催していただけることとなりました。

10月2日(日)、台風一過の晴れ渡る秋空の下、園児たちの個性豊かで伸び伸びとした作品を取材してきました。

 

入り口には、年長さんが作成したステキな案内図が置いてありました。

 

【 年少 】

年少さんの展示テーマは『うたの世界』。

大好きな先生やお友達と、1学期に歌ったうたの世界が広がっていました。最初に迎えてくれたのは色とりどりのかにさんたち。「かにさん かにさん どこへいくの? はさみをもって どこいくの?」という歌に出てくるかにさんたちです。

新聞紙を小さく丸めてビニール袋の中に入れる。画用紙を捻って足を作る。簡単なように思えますが、年少さんにとっては。まだまだ大変なことなのです。そもそも、先生の指示通りに何かを制作すること自体、難しいのですよね。作品の愛らしさと同時に、園児たち自身、そして何より先生方のご苦労がひしひしと伝わってきました。

かにさんの後ろで「あか あお きいろ きれいなさかな ひらひらおよぐ いろがみみたい」の歌にのって、自由気ままに、あっちへひらひら、こっちへひらひら泳いでいたのは、園児たちの手形で出来たおさかなさんたちでした。

年少さんは、絵の具の手形が大好き!たくさんの手形で作った池に泳いでいたのは、おたまじゃくし。「くろい くろい おたまじゃくし ひらひら ひらひら およいでる しっぽがとれたら かえるさん」。かわいいかわいいおたまじゃくしは、まるで年少さんみたい。足が生えて年中さんに、しっぽがとれて年長さんに…早くなりたいですよね。

他にも、チューリップやアイスクリームの歌をイメージした作品がありました。

分散登園中、単にぬり絵の課題と思って自宅で親子で一緒に塗った、ちょうちょやミツバチ、アイスクリームが、こんな風に素敵に楽しく姿を変えるとは!先生方の発想力に、ただただ感動致しました。

保育室にも素敵な作品がありましたよ。ホールからのうたの世界が続いていて…「あまだれ ぽったん ぽったんたん つぎつぎならんで ぽったんたん ぽったん ころころ どこへいく」。

その奥に見えているのが、毎年恒例の「ぼくのかお わたしのかお」。

先生と一緒に絵筆をもって描くのですが、どのお顔をみても、どことなく本人に似ているのですよね。担任の先生方が園児の個性をきちんと見ていてくださっているからこその作品で、個人的に毎年楽しみにしている展示です。

どの作品も、制作過程での先生と園児とのやりとりまでをも想像して、思わず微笑んでしまう年少さんの展示でした。

 

【 年中 】

昨年に続き、二回目の作品展。

今年の年中組は『動物の森を探検しよう!』をテーマに、ジャングルにいる動物たちをみんなで作り探検を楽しみました。さてさて、どんな動物たちと出会えるでしょうか。

入り口には、うめ組さんが作った大きな大きなゾウの親子です。大きなお母さんゾウは、花紙でお花を作って飾りました。色も鮮やかで、目につきます。

反対側の入り口には、もも組さんが作った、こちらも大きなキリンの親子です。花紙は、丁寧に開かないと破れてしまいます。いくつも作っていくうちに上手に作れるようになりました。

年中さんのメインは、パンダです。パンダは、それぞれオンリーワンの出来上がり!個性的で表情豊かなパンダたちと出会えました。

パンダは、それぞれオリジナルなポシェットを身に着けていて、そこに作成した自分の名前と、園児たちが考えたパンダの名前が書いてあります。不思議なおもしろい名前がいっぱいでしたよ!笑

その他にも、カラフルな鳥や、さる、とんぼに、草花のお花畑や秋の木など、とてもカラフルで楽しい動物の森が出来上がりました。

お教室を覗くと…うねうねしたヘビの子たちが待っていました。トイレットペーパーの芯を使って、絵の具とクレヨンで模様を描きました。動物の森の探検、最後まで楽しめました。

先生、年中さんのお友達、動物の森探検の旅へのご招待、どうもありがとう。

 

【 年長 】

幼稚園最後の作品展。

1学期は『山の幼稚園』の代わりに、年長さんだけで航空科学博物館へ遠足に行きました。大きな飛行機を間近に見て感動と興奮の年長さんたち。

夏休みもコロナ禍でお出かけしにくい日々を過ごしました。そこで、「クラスのみんなで飛行機に乗ってお出かけするなら、どこに行きたいか」を話し合い、クラスごとに大きな作品をつくりました。

《 ばら組ランド 》

大きなプールで水遊びしたい!

大きなホテルやお城がある場所へ行きたい!

たくさん買い物をしたい!

そんな願いを叶えてくれる、遠くの島にあるリゾート地『ばら組ランド』で楽しんでいる様子です。大きなプールは、長く、なが~く繋いだ輪繋ぎで水を表現しています。

素敵なお城の前でドレスを着て踊っているプリンセスたち。車の運転を楽しんでいる子もいます。

プールは飛び込みOK!!アイスも食べて、ジュースも飲み放題。まさに夢の島です(島に大人は居そうにないですね 笑)!

《 ふじ組探検隊 》

 ふじ組さんは「見に来てくれた人を楽しませたい」「絵や工作が上手になったことをおうちの人に見せたい」と、一生懸命心をこめて作った世界が広がっていました。

飛行機を降りて、恐竜やクワガタがたくさんいる森を抜けて…

あっ!これは恐竜の足跡……辿っていくと…??

洞窟には宝物がたくさん!!探検隊の喜んでいる表情もかわいいですね。

《 ぼく・わたしの絵 》

 大きな紙に収まるように寝転がって、お友達や先生に鉛筆で型取りしてもらいました。ポーズや表情に個性が出ていました。みんな大きく成長したなぁと感じます。

《 食いしん坊おばけの世界 ブラックライト 》

 1学期の水遊びで、水鉄砲でおばけをやっつけて遊んでいた年長さんたち。今年のブラックライトはおばけやしきを作りました。でも、年少さん年中さんが怖くないようにと工夫したそうです。優しい年長さんたちです。

お菓子を持ったおばけがお出迎え。お父さんたちも一緒におばけの世界へ…。

光る絵の具でアイスクリームや果物、野菜がたくさん!食いしん坊おばけは、冷蔵庫を開けてむしゃむしゃと食べています。

お星さまもたくさん輝いています!とてもカラフルで楽しい世界が広がっていました。

《 飛行機で行きたいところ 絵画 》

 保育室の天井には、たくさんの雲と大きな飛行機が飛んでいました。雲の一つ一つには子どもたちの絵、壁にはそれぞれ行きたい場所の絵が飾ってあります。

年長さんらしく、とてもダイナミックな絵が描けるようになっています。夢が詰まった絵画は見ているこちらも楽しくなります。うさぎの世界、虹の国などの空想の世界、恐竜に会いたい、沖縄・大阪・海外などの現実的な遠隔地の絵がありました。

なにかと不便の多い毎日ですが、この状況が一日も早く解消され平穏な日々が戻り、子どもたちと一緒にお出掛けが出来るようになるといいですね。

緊急事態宣言で2学期も分散登園が続き、作品展の開催も危ぶまれましたが、限られた時間での制作やお絵描きを頑張った園児たちの力作を見ることができ、感動しました。

ご指導いただきました先生方、コロナ禍で保育が大変な中、素敵な作品展を見せていただき本当にありがとうございました。