12月10日金曜日、澄み渡る青空の広がる冬晴れの日に、音楽発表会が行われました。本来であれば、10月の日出祭で発表する演目です。残念ながらコロナ禍のため延期となり、保護者の鑑賞は叶いませんでした。しかし、子どもたちが一生懸命練習した成果をお伝えするべく、今回特別に取材させて頂いた内容をお伝え致します。
1・2年、3・4年、5・6年と、2学年ごとで演奏と鑑賞を行いました。各学年、厳粛な雰囲気の中、アリーナ2に入場し、発表会は静かに始まりました。誰一人おしゃべりをせず、堂々と舞台へ上がる姿は立派でした。
【 1年生 】
合奏「かえるのうた」
フェイスシールドにお揃いのカエルの飾りを付けて演奏していました。パートごとに分かれたり、みんなで一斉に音を揃えて演奏している姿はとても素晴らしかったです。
合唱「ね」
マスクをしての合唱でしたが、とても元気な歌声がアリーナに響き渡りました。「おじいちゃんになっても、おばあちゃんになっても」という歌詞の通り、いつまでもみんな仲良くいてねと思う合唱でした。
【 2年生 】
合奏「聖者の行進」
昨年は合奏の発表ができなかった2年生、これが初めての舞台です。澤瀬先生の指揮で木琴、鉄琴、太鼓にメロディオン、みんなで心を合わせて演奏しました。昼休みや放課後も練習を頑張った成果が見事に発揮されていました。
合唱「世界中のこどもたちが」
「今日よりも明日がもっと良い日になるために、元気いっぱいに歌います!」の言葉通り、元気いっぱいの歌声が響きました。振り付けも可愛らしく、楽しそうに歌う姿は見ているこちらも笑顔にしてくれました。
【 3年生 】
合奏「アロハ エ コモ マイ」
ディズニーの映画『リロ・アンド・スティッチ』のテーマ曲「アロハ エ コモ マイ」は、舞台であるハワイを連想させ、思わず踊り出したくなるような楽しい演奏でした。今回はウクレレの演奏も披露され、たくさんの楽器がそれぞれ重なりあい、アリーナいっぱいに楽しいリズムを奏でていました。最後の「アロハー!」で元気よく締めくくりました。
合唱「空高く」
つらいことや悲しいことがあっても負けないように、空高く進んでいこうという歌詞が、子どもたちの澄んだ声と相まって、コロナ禍の今、胸に深く沁み渡りました。
【 4年生 】
合奏「サンバ ヒノデジャネイロ」
『サンバ・デ・リオデジャネイロ』と日出学園の校歌をミックスした演奏でした。アリーナいっぱいにサンバのリズムが響き渡りました。後半、みんなで振ったカラフルな布が鮮やかでとても綺麗でした。
合唱「前へ!」
悩みながらも明日の自分を育て、夢に向かって「前へ」歩いて行こう。10歳という節目にピッタリの合唱でした。
【 5年生 】
合奏「アフリカンシンフォニー」
高校野球の応援曲としても人気の高い曲で、今回、リコーダー、メロディオン、アコーディオンなどで演奏するアレンジがとても斬新でした。ボンゴ、コンガ、ティンパニの重低音のリズムがアリーナに響き渡り、まるでアフリカの草原にいるような迫力でした。
合唱「とびらを開いて」
勉強、友人関係の悩みや苦しみを乗り越えていこうという意気込みを感じ、心を動かされました。
【 6年生 】
合奏「コパカバーナ」
5年生の素晴らしい合奏と合唱のバトンをしっかりと受け取った6年生。さすが最終学年と言わしめる難易度の高い複雑な曲をダイナミックに演奏してくれました。アップテンポのノリの良い曲に、5年生や先生方はリズムをとらずにはいられませんでした。
合唱「未来への讃歌」
卒業まであと数ヶ月となり、未来へ向かって前進していく6年生の強い覚悟を感じる力強い歌声でした。下級生を引っ張ってくれてきれた6年生の未来を思うと、非常に感慨深いものがありました。
発表を終え、子どもたちはホッとした表情で退場していきました。基本となるメロディオンやリコーダーは全員合格しなければならず、最後まで練習は大変だったようです。しかし、発表会では完成度の高い素晴らしい出来栄えで、大変感動しました。
今年の音楽発表会は、児童1学年とカメラマンと先生方に向かって発表しました。保護者はYouTubeのLIVE配信などでの鑑賞でした。
子どもたちを熱心に指導し、高いレベルまで技術を磨いて下さった織間先生、富樫先生、目標に向かって子どもたちを鼓舞し、全体をまとめて下さった担任の先生方、本当にありがとうございました。